はじめに

前回の記事では、「物流コンサルティングの種類と特徴」を詳しく解説させていただきました。
・大手コンサルファーム  ・中堅 物流コンサル
・コンサル仲介プラットフォーム ・中小規模/フリーランス 物流コンサル
さて、本記事では、上記の中でも、良心的なコンサル料金で、物流専門性が高く成果の出やすい
「中小規模/フリーランスの物流コンサルティング」上手な見極め方と付合い方について解説させて
いただきます。

それぞれ得意な分野・領域があり、価格も費用対効果も違います。ご興味がある方はこちらを。
・物流コンサルの種類(大手・中堅・中小規模/フリーランス)とその特徴について→

良心価格の中小規模/フリーランス物流コンサルの「上手な見極め方」

中小規模/フリーランスの物流コンサルティングの見極め方は、原則はWEBでの情報収集となります。
方法は、「HPの固定コンテンツ」と「ブログ・SNSでの情報発信」の二つです。
下記でそれぞれを詳しく説明していきます。

①ホームページの ”固定コンテンツ” で見極める!

とても簡単な事であり、当たり前の事ですが、とても重要な事です。そして良い物流コンサルタントに巡り合うための入り口といっても良いでしょう。ポイントは4つあります。

①「コンサルサービスが ”メニュー化” 」 されているか?

②「コンサル料金 や期間」 が具体的に記載されているか?

③「コンサルタント人材の実績や経験」 が分かり易く記載され、魅力的かどうか?

④「ブログ、ホワイトペーパー、ノウハウ情報などの情報発信 」がされているか?

①②は、コンサル業界の過去からの悪い慣習により、コンサルティングサービス料金が不透明です。特に中小規模/フリーランスにおいては、コンサルサービスがメニュー化され、サービス内容と料金が、明確に記載されているのが、当たり前ですが重要です。

③④は、コンサルティングサービスの質を評価する上での重要な要素です。
コンサルサービスを企業として事業展開している場合は、大手も中堅企業も、多くの場合は前線で窓口活動しているのは経験不足のアナリスト(ジュニア=若手)コンサルタントの場合がほとんどです。コンサルタントやマネジャー(シニアコンサルタント)は、フォローする形です。

*ちなみに大手コンサルであれば、全ての物流領域で成果が出るとは限りません。また費用対効果は企業や案件によって様々であり、大手コンサルでも保証はできません。むしろ大規模案件でなければ仕事を受けてくれない場合もあります。

直接コンサルしてくれる窓口の担当という点においては、
中小規模やフリーランスのコンサルティングサービスは、時には最も経験豊富な代表や取締役が、本来のマネジャー(シニアコンサルタント)のスキルと経験を持ちながら、且つ直接コンサルティングサービスをしてくれるケースが多いです。この1点がもっとも重要な要素となります。
その為、親身に取組んでくれ、成果に直結するコンサルティングを実行してくれる可能性が高いです。この点においても、HPやSNSで客観的にコンサルタント人材の質を知れる必要があります。

②ブログやSNSでの ”発信力” で見極める!

本来のコンサルティング業務は、常に最新の情報をインプットして、コンサルティング経験を重ねて、コンサルティング内容を体系化してアウトプットの質を高め、クライアント様のビジネス成果を上げていき、クライアント様のコンサル満足度を上げて、長く続けていく仕事です。

重要な事は、インプットと、体系化と、アウトプットです。

それが顕著にわかるのが、情報発信です。特に良心価格の中小規模/フリーランスのコンサルティングサービスを評価する重要なポイントです。
(良心価格だけど、価値が低い。成果がでない。信用できない。を未然に防ぐ唯一の方法です)
評価する上での重要な要素は、SNS発信の頻度に惑わされることなく、実のある有能な固定コンテンツの蓄積を評価することです。
もっとも理想的な姿は、ホームページ上で、有能な情報をブログなどで固定コンテンツを頻度良く、更新・蓄積し、twitterやFacebook、インスタなどで発信をしている事です。

③物流コンサルタントの”得意分野とスキル、マッチング度”で見極める!

ホームページの固定コンテンツや、ブログやSNSの発信などをよく吟味していく中で、重要な事は、クライアント様自身のビジネスモデルや物流課題と、物流コンサルタントの得意な物流領域とのマッチング度です。前述しましたが、物流全体の領域はとても広く、一人の物流コンサルタントが全ての知識を網羅して、かつ経験する事は不可能です。

コンサルタントの条件は、「一般的な優秀なコンサルタント」をではなく、「クライアント様に最適で、且つ優秀なコンサルタント」となります。そして、最大の目的は、最適かつ優秀なコンサルタントを探すことではなく、持続的な課題解決と成果を勝ち取り続けることです。

良心価格の中小規模/フリーランス物流コンサルの「上手な付き合い方」とは?

ここまで、良心価格の中小規模/フリーランス物流コンサルの「上手な見極め方」を解説しましたが、
ここからは、「上手な付き合い方」についてです。
物流コンサルにも種類があり、そして付き合い方もそれぞによって様々です。
前述しましたが、良心価格の中小規模/フリーランス物流コンサルの最大の良い点は、下記となります。

中小規模やフリーランスのコンサルティングサービスは、時には最も経験豊富な代表や取締役が、本来のマネジャー(シニアコンサルタント)のスキルと経験を持ちながら、且つ直接コンサルティングサービスをしてくれるケースが多いです。その為、親身に取組んでくれ、成果に直結するコンサルティングを実行してくれる可能性が高いです。

一方で、この最大のメリットを引き出すのも、引き出さないのも、クライアント様側の対応の仕方が重要
となってきます。上手な付き合い方のポイントは4つです。大きく分けると、契約前と契約後です。
特に「契約前に確認する」「契約条件にすること」がとても重要です。
下記で詳しく解説していきたいと思います。

①シニアコンサルタントを指名する(契約前)

良心価格の中小規模/フリーランス物流コンサルティングサービスは、多くのケースは、1名以上の信頼できるマネジャー(シニアコンサルタント)が在籍している事が多いかと思います。ここが最も重要な要素ですが、契約時にそのシニアコンサルタントが直接担当することを条件にすることが重要です。前述しましたが、コンテンツティング業務の質は、担当する人材の良し悪しに大きく作用されます。

・LogiGaden(ロジガーデン)コンサルサービスの「シニアコンサルタント」とは?→

②具体的なコンサルプロセスと月間打合せスケジュールと
 各種ツールを確認する(契約前)

物流コンサルティングの場合は、物流業務自体が労働集約型業務の影響もあり、IT関連業務等と違い改善スピードが遅い傾向がありますので、月1.5~2.5回程度の打合せが最適な頻度かと思います。(詳細は案件によって違います)また対象となる地域や物流センターや担当者様の所属する場所も不規則であるため、打合せ場所については配慮が必要です。無理して調整や移動するよりも、WEB打合せ(環境を整えた上で)を中心に進めていくことをお勧めします。

さらに、上記条件の中で途切れる事なく、成果を出し続けるためには、ITツールを駆使したコミュニケーションが必須です。WEB会議、議事録、タスプレッドシート、そして何より次回の打合せまでの具体的な役割分担とタスク管理が重要です。また物流コンサルティング側に、利用する物流課題解決のフレームワークやロジックツリーを、事前に一部見せてもらう必要もあるかと思います。それによって今後の進め方、契約期間内でのゴール設定がより明確にイメージできる場合があります。
いずれにしても、事前にコンサルティング手法(プロセス)と各種ツールの確認をされることが、早期に確実に成果がでるためには必須となります。

・LogiGaden(ロジガーデン)コンサルサービスの「フレームワーク&利用ツール」とは?→ 

③ゴールの概要設定(契約後)

定められた期間内に、全ての物流課題を解決する事は、不可能です。なぜなら、物流課題は、クライアント様が事業推進する・利益を最大化する目標に応じて、生まれ続けるからです。
一方で、コンサルティング契約期間が定められている以上は、ゴールの概要設定は不可欠です。また、各種改善プロジェクトを進めていく上で、ゴールの詳細設定が変更になる場合は多く、それ自体は問題ではありません。最初時点で、クライアント様が考える本質的な目的やゴールを共有されることが重要です。

④クライアント様側のプロジェクト参画メンバー選定と運用方法

こちらは、③のゴール概要設定に応じて、可変することかと思いますが、参画メンバーの選定は非常に重要な要素です。LogiGaden(ロジガーデン)の物流コンサルティングサービスでは、最初の2回の打合せは、クライアント様のプロジェクト責任者メンバー(幹部メンバー)様数名と打合せさせていただき、参画メンバーの選定と役割を検討していきます。

状況に応じて、何回目の打合せから参画メンバー様に参加いただくかを協議して、その後も幹部メンバーと参加メンバーの2層構造で進めていくことを推奨しています。それは参画メンバーの多くが日々の物流業務を担っているメンバーであり、負担軽減も重要視しているからです。あくまでも目的は持続的物流改善を自発的に行う組織づくりとなります。
プロジェクト全体が円滑に機能し、物流課題解決の実行力を最大限上げるため、成果を勝ち取り続けるためにはとても重要な要素となります。


上手な「見極め方」 と「付き合い方」 のまとめ

良心価格の ”中小規模/フリーランス 物流コンサル” との上手な見極め方と付き合い方について、解説させていただきましたが、いかかでしたでしょうか?
ここまで読んでいただいている皆様の中で、お気づきの方も多いかと思いますが、「見極め方」=始め方であり、「付き合い方」=成果を上げるチームの作り方であります。
ビジネスだけでなく、どんな関係も、双方での気遣いや思いやりが大事であり、また続けていくことはとても難しいです。皆様には、知識も経験も豊富で、良心価格で、皆様の物流課題に、親身に伴走して、コンサルティングしてくれる物流コンサルタントと出会ってほしいと切に願っています。
新型コロナ禍という長いトンネルを抜けて、日本はとても新しい時代になってきています。志高くコンサルティングする良心価格の ”中小規模/フリーランス 物流コンサル” は、確実に増えてきます。また、そんなコンサルタントとご縁があり、長くお付き合いいただき、ビジネスの発展を勝ち取っていただければと思っています。
私達、LogiGaden(ロジガーデン)コンサルティングサービスも、そうありたいと切に願って、日々皆様のビジネスを支援させていただいております。ご興味がありましたら、是非お問合せください。

私達、LogiGaden(ロジガーデン)では、
物流ノウハウや情報を発信する「物流ブログ」と、
良心価格で長く続けられる「物流コンサルティングサービス」を提供しています。
二つの取組みで、物流に携わる皆様のご支援ができるように努めてまいります!ので、
何卒ご愛顧のほど、よろしくお願いします。