はじめに

”物流改善ロジックツリー”とは何か?についてですが、こちらはLogiGaden(ロジガーデン)が作成した「物流改善」+「ロジックツリー」を合わせた造語となります。
*ロジックツリーとは、分類した特定の事柄に対する問題や課題などの要素を、ツリー型に整理する事で、解決法や原因を洗い出す問題課題解決のフレームワークのことです。

そもそも物流改善とは、物流課題問題の改善という事であり、多くのケースに当てはまる「類似ケース」との会社様特有の事由による「特定ケース」があります。
LogiGaden(ロジガーデン)では、この「類似ケース」を3つの物流運営形態に分けて、体系化し、
3つの物流運営形態のどれかを選択している企業様に、物流支援・サポート・情報提供を行う事により、物流改善の一助となる事ができればと思っています。
「物販企業様:自社物流運営」「物販企業様:委託済物流」「3PL物流会社」

物流改善ロジックツリーの7つのカテゴリー

物流改善ロジックツリーには、大きく7つのカテゴリー(項目)があります。

■現場オペレーション改善関連
■物流コスト改善関連
■人材育成・確保関連
■物流DX関連
■物流組織運営関連
■物流サービスの差別化/戦略化
■未来課題にむけての対応

前述しましたが、「類似ケース」を整理したものであるため、活用のお勧めとしては、この7つの物流改善ロジックツリージャンルを基礎に、自社独自の改善項目をよく考え、追加削除していくこととなります。

この記事では、各ジャンルを分かりやすく解説させていただきます。また、興味を持った方、深く詳細を知りたい方については、各ジャンルの解説の後に、3つの物流運用形態別の記事をリンクしてありますので、そちらも是非ご覧ください。

・自社で物流運営の「物流改善ロジックツリー」を詳しく解説→
・委託済物流の「物流改善ロジックツリー」を詳しく解説→
・3PLの「物流改善ロジックツリー」を詳しく解説→

本記事の例は、物流運営形態が ”物販企業様が自社で物流運営”の場合となります。

現場オペレーション改善関連(例:自社で物流運営の場合)

現場オペレーション改善関連の「物流改善ロジックツリーマップ」はこちらです。

   図

さらに、「物流改善ロジックツリー詳細項目」は下記になります。

①物流業務フロー最適化・運用業務フロー見える化
業務フロー運用管理
業務フロー改善
②物流業務品質最適化・運用品質担保フロー見える化
品質担保フロー運用管理
品質担保フロー改善
③物流スピード最適化物流スピードフロー見える化
物流スピードフロー運用管理
物流スピードフロー改善
④物流業務リソース最適化物流リソース担当見える化
物流リソース担当運用管理
物流リソース担当改善
⑤物流業務環境整備エリア別作業環境整備
在庫保管ロケーション環境整備
空調エリア環境整備
現場オペレーション改善関連の一例:物販企業様が自社で物流運営の場合

ここでは、参考までに上記の中の「①物流業務フロー最適化・運用」について、少し詳しく説明します。
ステップは、3段階となります。
1. 物流業務フロー見える化( 全体フロー図 /販売チャネル物流条件 /物流タイムチャート)
2. 物流業務フロー運用管理の評価
3. 物流業務フロー改善ステップの設計

1.物流業務フロー見える化

・商品とデータの流れを、業務単位で、ユーザライクに図式化(A3 1表化)
 入荷、出荷、商品保管、返品対応フロー毎に
・販売チャネル別の出荷形態の流れを図式化(A3 1表化)
・物流タイムチャートを図式化(A3 1表化)

2.物流業務フロー運用管理の評価

現段階で、あるべき業務フロー、あるべきタームチャート、あるべき物流ビジネスルールの運用が遵守されているかどうかを評価・検証。 遵守されていない、運用されていない場合は、改善ステップの前に、上記3つをより分かりやすく資\料化・周知化・認知化を行っていく。
遵守されている、運用されている場合は、改善ステップに進んでいく。商品とデータの流れを、業務単位で、ユーザライクに図式化(A3 1表化)

3.業務フロー改善ステップの設計

何を目的に改善するのか?の合意形成をとった上で改善アイデアを立案し、改善ステップを設計する。
①物流作業費の圧縮(=作業時間の短縮)の為の業務フロー改善
②物流品質向上の為の業務フロー改善
③物流付加価値:出荷スピードアップの為の業務フロー改善
④物流業務の安定化(特に繁忙期対策)の為の業務フロー改善
(⑤社員・スタッフ定着化の為の物流業務環境整備)

上記の ”物販企業様が自社で物流運営”の場合の
①物流業務フロー最適化・運用以外の
②物流業務品質最適化・運用 ③物流スピード最適化
④物流業務リソース最適化 ⑤物流業務環境整備
に興味がある方は、下記記事をどうぞ。

・自社で物流運営の「物流改善ロジックツリー」を詳しく解説→

物流コスト改善関連(例:自社で物流運営の場合)

自社は物流コストの見える化が、最重要かつ、最初の壁ととなる。 売上に対する物流コストの割合(売上対物流コスト比率)が大事な評価軸となるが、売上は毎月変動していくので、評価基準を定める必要があります。また、物流コストの推移を考察していていく事も重要です。評価の仕方(過去6カ月推移、1年推移な
どの移動平均)も熟慮する必要があります。
さらに、ビジネスモデル上の傾向をとらえて、繁閑での物流費用割合などの、コスト削減課題に直結したクライアント様毎の評価軸の設定と運用が必須である。 もちろん、物流サービスの向上や、現場オペレーション力向上などは、物流費削減を原資としながら進めていくのが最善である。

⑥物流コスト見える化現状物流コスト見える化・運用
現状物流コスト評価
⑦物流コスト削減案立案&実行&運用物流コスト削減優先順位策定
⑧物流コスト削減:配送料関連配送料改善目標と施策案立案
施策の実行
⑨物流コスト削減:作業費関連作業費改善目標と施策案立案
施策の実行
⑩物流コスト削減:保管料関連保管料改善目標と施策案立案
施策の実行
⑪物流コスト削減:資材・その他関連資材関連改善目標と施策案立案
施策の実行
物流コスト改善関連の一例:物販企業様が自社で物流運営の場合

物流コスト見える化ステップとは

物流コストを見える化するためには、下記のステップが必須となります。
1.コストをカテゴリに分ける
2.各種物流経費明細の一覧を作成
3.コスト明細別目標値設定
4.ギャップ設定

物流コスト見える化の運用とは

物流コストの見える化を行い、フォーマット化した後に、とても重要なことは、物流コスト見える化の運用方法とルールを設定することです。

役割設定 誰が何を集計するのか?
スケジュール設定 いつまでに集計するのか?
データ共有範囲 どの組織階層(誰)までに共有するのか?
活用方法 どの会議で議論するの?
活用方針 悪い実績が出ても叱る起こる事なく、次に生かす。
 組織全体で、改善策の立案と実行を行う。等々
物流コスト見える化運用ルールの一例:物販企業様が自社で物流運営の場合

上記に物流コスト見える化の運用方法やルールについて解説させていただきました、この部分は、どの会社でも暗黙の了解の中で進めていることが多いかと思われます。
しかしながら、物流改善の大事な指標となる物流コストについては、厳格なルールと目的・ルール設定を行い、関係各位メンバーと合意形成する必要があります。特に経営層との合意形成は不可欠です。なぜ?ここまで当たり前の事を強調するのか?という事ですが、物流コスト(特に率)といっても、その多くの要素が、物流部門だけでなく販売部門を中心とした全社の影響が非常に大きいからです。
「物流コストが削減できた増加してしまった」としても、物流部門だけの活動の影響ではないからです。

物流コスト削減案 立案&実行&運用とは

物流コストの見える化は、手段であって目的ではありません。
現状を調査分析し、物流コストの評価が低かったとしても問題はありません。今後、実現可能かつ有効的な物流コスト削減案を立案して実行を続けれいければ、必ず基準を超える物流コストとなります。

各コスト項目ごとに、コスト削減施策を立案する事が、ポイントの一つ目です。
また削減プランを実行難易度で評価する事が、ポイントの二つ目です。(最重要>重要>保留>OK)

コスト削減 アクションプラン難易度
配送料
作業費
保管費用
梱包資材
その他
コスト項目別 コスト削減アクションプラン表の一例:物販企業様が自社で物流運営の場合

さらに、コスト削減の具体的アクションプランのアイデア集をまとめました。こちらもご興味がある方は、下記の記事をどうぞ。

・「 物流コスト削減実現! 6つの領域 63施策! 」を詳しく解説→
*物流コスト削減:配送料関連 10施策
*物流コスト削減:作業費関連 22施策
*物流コスト削減:保管料関連 12施策
*物流コスト削減:物流DX関連 11施策
*物流コスト削減:資材・その他関連 7施策
*物流委託の検討・実施 1施策

人材育成・確保関連(例:自社で物流運営の場合)

物流業務の最大の面白さは、人材育成です。
最適な物流業務を設計して、最適な機械・システム・ロボットを投入したとしても、健全な組織と人材が、毎日の業務を習慣化して、実行いなければ、望む成果は絶対得られないのが真実です。
そして、持続的な改善活動を続けていくには、志が高く、信頼されるリーダーである物流現場責任者と、愚直な日々の業務に没頭できる物流メンバ(社員)が何より不可欠です。物流人材の育成は、1年2年の短期間で育成ではなく、長く継続的に、粘り強く、行う必要があります。
ここまで、とても大げさな言い方をしていますが、それほど物流には人材育成が重要だと認識してもらえると幸いです。
さて、ここまでは物流人材の育成についての重要性を解説させていただきましたが、これからは具体的な方法となります。

⑫物流決裁者様の戦略性向上物流決裁者様の物流知見向上
物流決裁者様の物流戦略・戦術立案力の向上
物流決裁者様のタスク実行管理手法の向上
⑬物流現場責任者様の育成物流現場責任者の意識向上
物流現場責任者の行動様式改善(1日の業務担務表等々)
物流現場責任者の会議・コミュニケーション構築
⑭物流現場メンバー(社員)の育成現場メンバーの意識向上
現場メンバーの行動様式改善(1日の業務担務表等々)
現場メンバーの会議・コミュニケーション構築
⑮物流現場スタッフ(アルバイト)の育成現場スタッフの意識向上
現場スタッフの行動様式改善(1日の業務担務表等々)
⑯物流現場スタッフの人材確保・採用強化直接スタッフと派遣スタッフ比率の可視化&最適化
現場スタッフの入社退社状況の可視化
現場スタッフの採用強化対策立案&実行
現場スタッフの退職理由可視化&対策立案&実行
⑰派遣スタッフの人材確保・採用強化派遣会社別の派遣社員労働時間集計
アクティブ派遣会社の調達
派遣会社の条件交渉(時給、原則:前日発注翌日対応)
派遣会社の条件交渉(前日発注翌日対応)
⑱派遣スタッフの有効な業務設計直接スタッフと派遣スタッフ比率の可視化&最適化
直接スタッフと派遣社員の業務の役割分担/業務切分け
熟練派遣スタッフと当日派遣スタッフの業務切分け
人材育成・確保関連の一例:物販企業様が自社で物流運営の場合

上記は、物流改善を持続的に行っていくための人材育成のアクションプランとなります。すこし下記にて解説していきます。

物流人材育成のための4つの階層について

はじめに、社内人材の育成のために、4階層に分けて育成をしていく必要があります。
上記のアクションプランも、4階層毎の育成を意識して作成しています。

社員として3階層「物流戦略/決済者人材」「物流現場責任者人材」「物流社員人材」があり、スタッフアルバイトとして「物流作業スタッフ人材」があります。また上記以外の戦力として、純粋な育成枠ではありませんが、「派遣スタッフ」があります。

物流戦略/決済者
人材
物流現場責任者
人材
物流社員
人材
物流作業
スタッフ人材
役割戦略立案&決定
責任者の育成
全タスク管理
収支管理
物流人材育成
 物流改善案立案
タスク進捗管理
収支の責任
スタッフ育成
現場改善案実行
収支改善案実行
通常業務実行
生産性向上
スキル物流戦略思考
人材教育思考
全社コスト意識
他部門推進
物流戦術思考
人材教育思考
物流コスト意識
他部門連携
物流改善思考
人材教育思考
物流コスト意識
物流部門最適
業務生産性
業務品質
チーム意識
改善意識
メンタリティトップリーダーリーダー積極的行動業務遂行
時間軸半~1年先今週~6か月先今週~今月~今週
物流人材の4つの階層

それぞれの階層には、求められる「役割」「スキル」「メンタリティ」があります。

特に、上位層は下位層を教育する立場であり、中間層は、教育する立場でもあり教育を受ける立場でもあ
ります。そして、それぞれの役割に応じて、働く時間軸も違ってきます。
具体的な「物流コスト見える化」の施策に興味がある方は、下記記事をどうぞ。

物流DX関連(例:自社で物流運営の場合)

後述する「未来に向けての対応関連」でも解説しますが、物流分野での労働力不足は非常に厳しいものとなります。物流に携わる多くの皆様にとっての最大の関心事であり、必ず訪れる厳しい環境変化の一つとなります。その状況を打破するため、より良い物流エコシステムの構築を行うためには、物流DXが最も重要になってきます。

LogiGaden(ロジガーデン)では、物流分野での労働力不足は、2026年下半期には大きな転換点が来
ると考えます。詳しくは別の記事で解説しますが、理由は2点です。
・新型コロナ禍で物流=ソーシャルワーク=辛い仕事というイメージが固まり、不人気が加速し、新規就業者が激減しているため。
・現在、既に中年・高齢者も多く、労働人口減少世代が多いため。

経済産業省と総務省が発表している全産業での2030年労働力の劇的な減少よりも随分早く、物流分野での致命的な労働力不足の波がやってくると想定できます。

この記事では、具体的な物流DX製品やサービスを紹介する前に、どのように物流DXを最大活用した物流改善の手法があるのか?を解説していきます。

物流DXを最大活用した物流改善の手法

まず、2023年現在、多くの物流DX製品とサービスが存在しています。一方で、現実的には、物流DX製品やサービスの採用や設備投資の実績は、非常に少ないです。多くの物流分野(物販企業様の自社物流、3PL物流会社)で物流改善課題に溢れて、多くの物流DX製品やサービスが存在する中で、どうして導入実績が少ないのでしょうか?

答えは簡単です。
「物流会社・物販会社様物流担当者側」と「物流DX提供会社様」の双方の知識習得や研究が足りなさすぎるからです。いわゆる、双方の歩み寄りがなされていないからです。また、双方を繋ぐビジネスプレイヤーが存在しないのも理由の一つです。

そこで、「LogiGaden(ロジガーデン)」としては、双方を繋ぐビジネスプレイヤー(以下は物流DXエンジニア)となり、皆様のご支援をしていきたいと思っています。
そして、「物流会社・物販会社様物流担当者側」にも、物流DXエンジニアの育成を行ってほしいと、切に願っています。*LogiGaden(ロジガーデン)コンサルティングサービスとして提供
 
さて、物流DXの重要性について解説さえせていただきましたが、具体的な物流DXを活用した物流改善の手法は下記になります。

⑲物流DXの分野別理解領域別の整理と理解/改善効果別の整理と理解
⑳物流DXの目的と進め方の整理何を目的にするのか?社内合意形成プロセルの設計
設備投資試算(費用対効果)表の作成プロセス
㉑物流DX導入ステップの設計設備&システムだけではなく運用をどう最適化するのか?
㉒物流DXエンジニア思考の定着化社内の理解を深めていく推進リーダーとの関係強化
㉓物流DX 選定*倉庫運営システム(WMS)関連
*生産性管理(LMS)関連
*情報共有(SPS等々)関連
*事務・データ・伝発業務(RPA)関連
*庫内入荷作業の機械化・ロボット化(入荷システム)
*庫内搬送作業の機械化・ロボット化(搬送ロボット)
*庫内出荷作業の機械化・ロボット化(各種)
*庫内梱包作業の機械化・ロボット化(各種)
*庫内商品保管効率向上の物流機器・物流ラック等々
*資材作成等の機械化・ロボット化
*撮影や採寸の機械化・ロボット化
物流DX関連の一例:物販企業様が自社で物流運営の場合

物流DXを進めていく上では、非常に多くのプロセスを経て、社内合意形成ならびに、物流DX提供会社様との契約がなされ、そして導入に向けた具体的なプロジェクトが進んでいきます。
「物流会社・物販会社様物流担当者側」と「物流DX提供会社様」だけでは当初の予定を順守して、物流DX活用での成果を最大化する事が難しいと感じるときもあるかと思います。

しかしながら、未来を見据えた改善活動の中でも、物流DXは、創造性が高く、成功した後には劇的な改善効果を得られる可能性もあり、とても魅力的な改善プランです。是非、物流に携わる多くの皆様に、チャレンジしてほしいと思います。

・物販企業様が自社物流する際に、劇的に改善を加速する「物流DX」一覧と進め方とは?→

物流組織運営関連(例:自社で物流運営の場合)

物流は労働集約型の業務であるため、人的リソースを円滑に運営するため、生産性を高めていくためには組織を構築することが重要です。物流の組織の特徴としては、働く場所として物流センターという物理的制約があるため、施設単位での組織となる傾向が高いです。また、物流戦略や重要な意思決定は、物流部門リーダーだけでなく、経営層の合議により決定される場合が多いかと思います。この二つの原理原則により、本部機能と物流センター機能の組織が必要になってきます。

また、物流は、日々の物流現場オペレーションを行うことが主業務となりますので、より作業に近い階層である物流現場スタッフの組織化から考えていくのが正解です。
各物販企業様ごとに、また3PL企業様ごとに経営理念や経営目標が違うため、物流の組織についても、各企業ごとに詳細は違ってきます。最も重要な事は、目的や意思をもって組織構築すること、そして定期的な組織のリフレッシュ(再構築)が必要です。

さらに、昨今では、労働勤怠管理や最低賃金上昇、社会保険加入義務拡張など、物流人材に対する管理コストが高くなっており、経営上重要度が増しています。空調設備や雇用形態の多様化などの労働力不足に対応するための魅力的な雇用環境の整備の重要度も増しています。

原理原則としては、物流現場運用と物流現場改善(生産性向上等)を両立して、持続的に毎年進めていけるのが理想であるが、労働力不足により物流現場運用難易度が高まり、それにひっぱられて物流現場改善が遅々として進まない状況が多くみられています。
今後はさらに、外的労働環境の変化により、物流部門がホワイト業務(企業)か?ブラック業務(企業)か?は、非常に重要な要素であり、偏った業務負荷と残業が発生しないような取組みづくりが必須である。

㉔物流組織と組織図と各個人役割の可視化物流組織図作成
物流組織役割表/業務棚卸表作成
㉕各組織、各個人の業務ボリュームの可視化組織別勤怠状況把握(繁忙と閑散期)
個人別勤怠状況把握(繁忙と閑散期)
㉖各組織、各個人のリソースコントロール改善組織別個人別の役割と業務ボリューム改善要望出し
組織別個人別の役割と業務ボリューム改善案集約
㉗業務効率化の改善策の進捗管理改善案が進んでいる組織はサポート重視委任型
改善案が進んでいない組織はトップ推進
㉘物流KPIの設定毎週計測できるKPIの設定
毎月計測できるKPIの設定
㉙物流収支表の作成と運用毎月集計できる物流収支表のフォーマット作成
物流収支表に目標値を設定
目標値と実績のギャップを埋める組織運用の立案
㉚組織別階層別の定時打合せの設定物流決裁者→取締役、経営層 月@1回
物流決裁者⇔物流責任者、物流メンバー 月@2回
物流責任者⇔物流メンバー 日@1回(終礼)
物流メンバー⇔スタッフ 日@2回(朝礼、昼礼
㉛改善タスク進捗管理表の一元化各方面から上がってくるタスクの一元管理化
タスク一元管理表の可視化、周知化
物流組織運営関連の一例:物販企業様が自社で物流運営の場合

LogiGaden(ロジガーデン)としても、この課題は急務と考え、現状の閉塞感を打破すべく、さらなるロジカル物流、改善実行重視型物流などのテーマに挑戦していきたい。

現在、物流組織の構築、ならびに再構築、そして物流組織の円滑な運用についての課題や問題を解決されたい方、相談したい方、物流コンサルタントの力が必要な方については、下記にご連絡ください。物流ベンチャー18年の実績と良心価格の物流コンサルティングで、誠心誠意ご支援させていただきます。

LogiGaden(ロジガーデン)コンサルティングサービスについて
*物販企業 様向け コンサルティング menu
*3PL物流会社 様向け コンサルティング menu
*物流委託検討 特化型コンサルティング menu
*物流DX 特化型コンサルティング menu

物流サービスの差別化/戦略化関連(例:自社で物流運営の場合)

物流とは、単に 商品を保管して届ける機能 だけではありません。
物流とは、エンドユーザー様・お客様との重要な設定であり、顧客満足度(CRM)を上げる重要なサービスの一つです。また物流の優位性は、競合他社への差別化となり、経営戦略上の大きな勝因となります。逆に考えると、物流サービスレベルの低下でお客様離れが進み、経営を圧迫していまうことも十分あります。

さて、皆様の物流サービスレベルはいかかでしょうか?定期的に評価しているでしょうか?評価を高めるための改善活動は行っているでしょうか?結果として、物流サービスが差別化できているでしょうか?

㉜基礎物流サービスレベルの可視化&評価/競合比較受注締切/休日設定
配送料価格/配送料無料価格
モール物流レビュー評価
繁忙閑散期の出荷リードタイム
繁忙閑散期の入荷業務リードタイム
㉝基礎物流CRM(付加価値)の可視化&評価/競合比較梱包資材デザイン/表
内容物デザイン/表記
返品対応/表記
受注・出荷情報の回数・タイミン
㉞個別ニーズ:
業種別商品形態別の物流CRM(付加価値)の可視化&競合比
アパレル特化/化粧品特化
雑貨特化/食品特化/大型商材特化
㉟個別ニーズ:
ビジネスモデル別の物流CRM(付加価値)の可視化&競合比較
EC受注発注+在庫保管型
EC最小在庫保管型
EC+店舗(オムニチャネル)型
EC+卸在庫共有型
メーカーEC(D2C)型
アマゾンFBAorZOZO特化型
(ECモール物流納品特化型)
㊱個別ニーズ:
繁忙閑散ギャップ型の物流の可視化&評価&競合比較
㊲個別ニーズ:
急激成長に対応する物流の可視化&評価&競合比較
物流サービスの差別化/戦略化の一例:物販企業様が自社で物流運営の場合

LogiGaden(ロジガーデン)は、「物流サービスの差別化」を、とても重要な課題と考えています。
成熟した市場環境の中で、恒常的に競合他社への優位性がとれる物流サービスの差別化には大きな魅力があります。当たり前と言われる物流サービスだからこそ、エンドユーザー様やお客様からの信頼を重ねていけることの重要性が高く、さらなる物流サービスの進化どのテーマに挑戦していきたいと思います。

現在、物流サービスの評価、ならびに物流サービスの差別化戦略立案、そして物流サービスの開発・運用についての課題や問題を解決されたい方、相談したい方、物流コンサルタントの力が必要な方については、下記に是非、ご連絡ください。物流ベンチャー18年の実績と良心価格の物流コンサルティングで、誠心誠意ご支援させていただきます。

LogiGaden(ロジガーデン)コンサルティングサービスについて
*物販企業 様向け コンサルティング menu
*3PL物流会社 様向け コンサルティング menu
*物流委託検討 特化型コンサルティング menu
*物流DX 特化型コンサルティング menu

未来課題にむけての対応(例:自社で物流運営の場合)

「物流改善ロジックツリー」最後のカテゴリーとなりますが、ここまで読んでいただいた皆様は既にお気づきかと思いますが、いままでのカテゴリーは過去経験した事に対する延長の事柄であったと思います。

この「未来課題にむけての対応」については、いままでは違う点があります。
それは、未来を想像して、その未来像に対する事前の対応を行っていくということです。その為、課題はとても広義であり、企業単位では克服できない課題である場合もあります。

しかしながら、未来課題の多くは、日本全ての企業に訪れる課題であり、「未来課題を解決、もしくは早期に順応(適応)していく企業が、競合他社との差を大きく広げる」ことになります。まずは、この考え方が重要な要素となります。

過去の物流業界は、他業界に比べて、受け身な体質が多いと感じています。それは販売と物流という関係性にも起因しているかと思います。しかしながらこれからは、物流業界全体が発信を行い、そして未来課題の解決・適応について先んじて実行する必要があります。

下記に、代表的な「未来課題」を一覧化していますが、そのほとんどが物流業界だけにとどまらず、全業界に関係する事柄となります。

㊳労働力不足への対応幹部・リーダー層人材の確保&育成
営業マン・マーケター・現場社員層人材の確保&育成
スタッフ・派遣社員層人材の確保&育成
圧倒的な省人化への設備投資
自社だけではないビジネスネットワークの強化
㊴物販市場/物流市場減少への対応市場減少に対する柔軟な物流アセット戦略
各種縮小におけるコスト影響の削減
㊵社会/経済環境の変化への対応コモディティ化しずらいビジネスモデルの構築
予測できない不可避な災害・経済ショックへの対応力強化
㊶持続可能なエコシステム構築ビジネス継続ができるインフラ環境の整備
各種ビジネスリスクの軽減
未来課題にむけての対応の一例:物販企業様が自社で物流運営の場合

LogiGaden(ロジガーデン)は、「未来課題にむけての対応」を、とても重要な課題と考えています。
物販企業の物流責任者様、3PL物流会社の責任者様にとっては、既に強く危機感を感じている事であり「目を伏せたい、考えたくない、考えてもしょうがない」と衝動的に避けている方も多いと思います。私自身も、そう思います。杞憂におわり、そんな時代が来なかったという未来に期待したい所ですが、誠に残念ながら、経済学の中で、人口統計学による社会構造の変化については、ほぼ100%に近く、避けられない事柄であると言われています。だからこそ、前述しましたが、チャンスでもあります。

「未来課題を解決、もしくは早期に順応(適応)していく企業が、競合他社との差を大きく広げる」

現在、既に未来課題に直面している方、自社の未来課題への影響を洗い出したい方、未来課題や問題を解決されたい方、相談したい方、物流コンサルタントの力が必要な方については、下記に是非ご連絡下さい。物流ベンチャー18年の実績と良心価格の物流コンサルティングで、誠心誠意ご支援させていただきます。

LogiGaden(ロジガーデン)コンサルティングサービスについて
*物販企業 様向け コンサルティング menu
*3PL物流会社 様向け コンサルティング menu
*物流委託検討 特化型コンサルティング menu
*物流DX 特化型コンサルティング menu


プロの物流改善ロジックツリー のまとめ

ここまで、プロの物流改善ロジックツリーについて解説させていだきましたが、とても長文となり、見ずらい点も多かったと思います。要点のみを整理させていただきましたが、この物流改善ロジックツリーについては、とても範囲が広く、一つ一つが深いため、なかなか言い尽くす事が難しいため、定期的に更新していきたいと思っています。
冒頭で前述しましたが、本記事の例は、物流運営形態が ”物販企業様が自社で物流運営”の場合となります。物流運営形態は「物販企業様:自社物流運営」「物販企業様:委託済物流」「3PL物流会社」の3つがあるため、ロジックツリーについても「それぞれに対応する物流改善ロジックツリー」が存在します。
詳しくは、それぞれのブログで随時発信・更新していく予定ではありますが、いち早く相談したい、コン
サルティングを受けてみたいとい方は、是非お問い合わせください。

私達、LogiGaden(ロジガーデン)では、
物流ノウハウや情報を発信する「物流ブログ」と、
良心価格で長く続けられる「物流コンサルティングサービス」を提供しています。
二つの取組みで、物流に携わる皆様のご支援ができるように努めてまいります!ので、
何卒ご愛顧のほど、よろしくお願いします!